「人生についての意味づけ(ライフスタイル)を変えれば、世界は驚くほどシンプルになる。心理学の巨匠アドラーが、平易な言葉で雄弁に語る幸福論。上巻では、人生の意味は他者への関心と貢献、協力であることを、夢、早期回想、家族布置の事例を通して明らかにする。」
・アドラーの思想:過去の原因ではなく未来の目的を重視し、人間は自分自身の力で人生を意味づけ変えていくことができるという、ポジティブな人間観に貫かれている。
・難解な専門用語を極力使わず、「どうすれば幸福になれるのか」「いかにして生きていけばいいのか」についての明確なイメージをシンプルに掲示していることが人気!そして、自らの劣等感への向き合い方や複雑な対人関係のしがらみから解放される方法が実践的に書かれている。
目次
第1章 人生の意味
第2章 心と身体
第3章 劣等コンプレックスと優越コンプレックス
第4章 早期回想
第5章 夢
第6章 家族の影響
著者等紹介
アドラー,アルフレッド[アドラー,アルフレッド][Adler,Alfred]
1870年‐1937年。オーストリアの精神科医。1902年からフロイトのウィーン精神分析協会の中核的メンバーとして活躍したが、1911年に学説上の対立から脱退した。フロイトと訣別後、自らの理論を個人心理学と呼び、全体論、目的論などを特色とする独自の理論を構築した。ナチズムの台頭に伴い、活動の拠点をアメリカに移し、精力的な講演、執筆活動を行ったが、講演旅行の途次、アヴァディーンで客死した
- 感想投稿日 : 2023年9月25日
- 本棚登録日 : 2023年9月25日
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