おともださにナリマ小

  • フレーベル館 (2005年5月1日発売)
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本棚登録 : 454
感想 : 34
5

学校にへんてこな手紙が届いたよ。へたくそな字だなぁ。
「けん田ちマ。おともださにナリマ小。木ミニ、二田もノヨリ」
ハルオはどっきーんとした。
(『キラキラ子どもブックガイド』玉川大学出版部より)

一年生になったばかりのハルオ。ある日、学校にへんてこな手紙がとどきます。「おともださにナリマ小」って、書いてあります。いったい、どんな意味でしょう?そして、だれがなんのために書いたのでしょう?じつは、ハルオだけが、そのわけをしっていました。

感想:ほのぼのとした雰囲気だけど、読んでいるうちに違和感がたくさん。それが、違和感の正体がわかって「なんだぁ!私は気付いていたけどふふふ」となるところがこの本の面白さ。子どもがドヤ顔になり、親といっしょに楽しめる。
へんてこだけど丁寧にかかれた、キツネの校長先生の手紙がよかった。
二回読んでみるのも面白いと思う。
ラストが幸せハッピーエンド、絵で一気に見せます!みたいな終わり方なのも親子の会話が広がっていい。
大人数で読み聞かせする場合は最後ひとりひとりに絵が見えるような工夫が必要。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童書
感想投稿日 : 2022年8月3日
読了日 : 2023年2月25日
本棚登録日 : 2022年8月3日

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