絵本 地獄――千葉県安房郡三芳村延命寺所蔵

  • 風濤社 (1980年8月31日発売)
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感想 : 100

別冊太陽『こわい絵本』選書  
千葉・旧安房郡延命寺に所蔵される絵巻、秘蔵地獄絵巻。
この本が子供向けに仕立てあげられた意図は、”「死のこわさ」の学習のため”とある。脅しとしつけの絵本ではある(どういう意図でわたしがこれを子どもに見せることはないだろう。でも、絵巻物に大人として興味があるので登録。また、世の中にはどういう絵本があるのかを知っておきたいため登録している。ティーンズや、こわいもの好きな子など、子によっては見せてもいいかもしれない。まずは自分で見てみよう。)

「からだを切り刻まれ、口から血を吐く人。逃げ回る人をおいかけるおそろしい形相の鬼。なます地獄に釜茹で地獄、火あぶり地獄に貼り地獄。真っ赤な顔の閻魔さま。地獄は恐ろしいぞ。 この本は、生き返ることを許された語り手が、閻魔王に地獄を見せられる。もとの世に戻った時、地獄がどれだけ怖いところかを皆に聞かせるために。語り手が見た、地獄の世界。」

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 7類 芸術 美術 写真 演劇 スポーツ体育 諸芸 
感想投稿日 : 2023年6月26日
本棚登録日 : 2023年6月26日

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