未曾有の大地震に襲われた近未来のお話。大学で生活を営む生徒たちは、絶望の中明るい御託を並べ立てるリーダーに陶酔する。死に馴れきった彼らを、大地は試しているかのよう。混乱は悪事を働くチャンス? 混沌の中でしか手に入らないものは、はたして本物?
登場人物の誰に対しても共感はできないが、こういう状況にもし陥ったとき、どのキャラクターに近い行動をとるだろうか。私は弱いから、信じさせてくれる何かを求めてしまうだろうなあ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
現代文学
- 感想投稿日 : 2017年2月23日
- 読了日 : 2017年2月23日
- 本棚登録日 : 2017年2月23日
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