いやあ、池井戸潤さんはやはり面白い。一生懸命にモノづくりに取り組む人たちの、何とかっこいいことか。私も彼らのようにかっこよくありたいと、今回も思った。
足袋づくり。百年の老舗がランニングシューズに挑む。こはぜ屋の社長、宮沢さんをはじめとする社員の皆の真摯な情熱が素晴らしい。シルクレイを開発した飯山さんの仕事に対する情熱も素晴らしい。シューフィッター村山さんの、選手と向き合う情熱も素晴らしい。茂木君が、損得を抜いて、最後の最後に、自分と「陸王」を信じた選択も素晴らしい。
そして、今回もライバル社の社員さんの悪ぶりも素晴らしい(笑)この世にこんな失礼な社員たちっている?と思うくらい悪すぎて笑えた。それが、池井戸テイストなんですけどな(笑)
もがいて、苦しんで、悩んで、そして選んでいく。仕事も人生も一緒だな。諦めたら、そこで終わり。仕事は人だ。金も大切だけれど,やはり人とのつながりが最も大切だ。今回もたくさんのことに気付けて、たくさん泣かせてもらった。もう、一気読みでした!!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
池井戸潤
- 感想投稿日 : 2016年12月9日
- 読了日 : 2016年12月9日
- 本棚登録日 : 2016年12月9日
みんなの感想をみる