いねむり先生

著者 :
  • 集英社 (2011年4月5日発売)
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本棚登録 : 762
感想 : 144
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色川武大先生、阿佐田哲也の麻雀のイメージのみで全くその人柄を知らなかった。
ただ、一緒にいるだけで優しい気持ちになれるそんな先生だったんだな。
『自分は誰かとつながりたい。人間に対する優しい感情を失いたくない』
自分の狂人の部分を自覚し格闘しているからこそ、人に対しても優しく接することができる人だったんだなと思いました。

作者の先生に対する愛情がところどころに感じられました。
のっぺりした社会に疲れている人にはおすすめの本です。
本当に優しく、温かい気持ちになれる本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2011年6月19日
読了日 : 2011年6月19日
本棚登録日 : 2011年6月17日

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コメント 1件

sa39boさんのコメント
2011/06/17

これおもろいタイトルじゃね。
どんな職業でも頭に「いねむり」って付けると威厳が無くなるけんええね。
いねむり教授、いねむり歯医者、いねむり軍曹とかね。

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