◾️感じたこと
口をきいてはいけないので読む側も苦しくなる。。
小学6年生のときクラスで杜子春の劇をやって杜子春役をしたが、実は当時杜子春をあまり理解できていなかった。
ストーリーはわかるが、少し大げさに感じたしそれに対して結末は普通に感じる。
それがポイントなのかもしれないけど。
みんな大体同じような暮らしをしていて低迷した日本経済の中で杜子春は非現実的な人物に思えたのかも。
今読み返しても少し物語に入るのが難しい。
ただ母はとても強いなと思う。息子を思う愛情を感じとって杜子春が声を出したので良かったと思う。
◾️あらすじ
唐の都洛陽の放蕩息子杜子春。
( 実際唐の都は長安だが都として馴染みのある洛陽に変更したらしい )
仙人・鉄冠子と会い二度も金持ちになるが、
金がなくなると離れていく人間に愛想をつかせる。
今度は仙人になろうと仙人の厳しい修行(どんなめにあっても口をきかずに黙っている)に耐える。
途中父母が鞭打ちにあい息子を想う母の優しさを感じ声をあげる。
「何になっても、人間らしい、正直な暮らしをするつもりです。」と仙人に告げる。
仙人はその言葉を忘れるなと、一軒の家と畑をやると告げ去る。
◾️印象に残った部分
・母親はこんな苦しみの中にも、息子の心を思いやって、鬼どもの鞭に打たれたことを、怨む気色さえも見せないのです。
→ 母強い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年12月17日
- 読了日 : 2019年12月17日
- 本棚登録日 : 2019年12月17日
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