「戦争に負けたから堕ちるのではないのだ。人間だから堕ちるのであり、生きているから堕ちるだけだ。だが人間は永遠に堕ちぬくことはできないだろう。なぜなら人間の心は苦難に対して鋼鉄の如くでは有り得ない。人間は可憐であり脆弱
ぜいじゃく
であり、それ故愚かなものであるが、堕ちぬくためには弱すぎる。」
人間は弱いからこそ、底辺に落ちることができない。どこかで堕ちるストレスを感じて、必ず向上しようとする。
震災、コロナなど外部環境で自分の生活水準が下がったと感じて不安を抱えも、それはずっと続くわけではなく、いつか居てもたってもいられなり、人間は動き出そうとするのだと、励まされた。
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- 感想投稿日 : 2020年5月1日
- 読了日 : 2020年4月30日
- 本棚登録日 : 2020年4月30日
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