てるてるあした (幻冬舎文庫 か 11-2)

著者 :
  • 幻冬舎 (2008年2月1日発売)
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本棚登録 : 1437
感想 : 182
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両親の散財の結果、一人で夜逃げすることになってしまった
15才の照代の成長の話。

照代はいろいろなものをなくして、大きく成長したっていうのがよくわかるお話でした。

久代さんは照代がなくしたものの中で一番大きなものだったのではないかと思う。
実は親戚でもない久代さんの、
「勉強なさい。誰のためでもない、自分のためにね」
という思いやりのある言葉も、照代のために病気の治療を伸ばしてまで
やってくれたこともすべて自分の中に得て1年分大きく成長したのだと思う。

三婆が三婆でなくなってしまった…

自分が成長できたと感じることができたら、
また読みたい作品でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー小説
感想投稿日 : 2013年9月8日
読了日 : 2013年9月3日
本棚登録日 : 2013年8月12日

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