傑作の小説だった。話そのものも素晴らしい上に、主人公という主人公がいないのが斬新だった。誰を視点にしても物語を進める事ができ、良いも悪いもない世界で生き延びる人達の姿がよく描写されていた。前作の「のぼうの城」もとても面白かったが、それをも上回る面白さ。テンポの良く、笑える部分もある。リアリティもかなり追求されている。傑作と呼べる一冊に相応しい。時代小説である為、ある程度予備知識などはあった方が読みやすいが、それを抜いても面白かった。
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- 感想投稿日 : 2022年8月3日
- 読了日 : 2022年8月3日
- 本棚登録日 : 2022年8月3日
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