湊かなえさんの本だわぁ~!!
読み始めてすぐにそう感じました。
母性って…
本文中に辞書によるとと書かれていたのが
”女性が、自分の生んだ子を守り育てようとする、母親としての本能的性質”
うん、うん、そうでしょ~。
「母性とは?」と問われるとほとんどの人がそう答えるんじゃないの?と思ってしまう。
登場人物が母と娘というのはもちろんですが、この二人はずっと”母”と”娘”として登場します。
他の登場人物にはちゃんと名前があるのに。
主人公の二人が、〇子などの名前をもつ特定の人ではなく、”母”であり”娘”であることが、この本の大切な部分なのだと思うのです。
ラストで二人の名前が出てきます。
そこで初めて二人は”娘の母”と”母の娘”になったような気がしています。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
湊かなえ
- 感想投稿日 : 2015年10月3日
- 読了日 : 2015年10月3日
- 本棚登録日 : 2015年10月3日
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