いとしいたべもの (文春文庫 も 27-1)

著者 :
  • 文藝春秋 (2014年5月9日発売)
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本棚登録 : 3583
感想 : 202
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こんなに美味しそうなエッセイだとは。
ひとつひとつの食べ物の描写が細かく、想像力豊かで、よく見ているなぁ、本当に好きなんだなぁということがひしひしと伝わります。青森の下北半島が鮭のカマに見えるというのは笑いました。笑

私も好きなもの(二日目以降のカレーや夜更けのどん兵衛)はもちろん、食べたことがないもの(舟和の芋羊羹や栗まろ)やそんなに好きではないもの(おはぎ)もなんだかとっても美味しそうで読んでいるとすぐにでも食べたくなってしまいます。

そして私ももう少し丁寧に食べ物と向き合えたら、いとしい記憶が蘇って幸せな時間が増えるのかもしれないな、と思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月17日
読了日 : 2021年8月17日
本棚登録日 : 2021年8月17日

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