女のいない男たち (文春文庫 む 5-14)

著者 :
  • 文藝春秋 (2016年10月7日発売)
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本棚登録 : 9503
感想 : 780
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読みやすいと思う、と勧められて読んだ初めての村上春樹。面白かったです。
「木野」が一番好きです。情景が目に浮かびます。根津美術館裏手のバー、灰色の猫、雨、蛇…
悲しくも不思議でちょっとホラーなそのバランスが絶妙でした。
また、男たちにとって女がいる意味が最もよく分かったのは「シェエラザード」でした。閉ざされた世界とやつめうなぎ。これから主人公は毎晩川底にいる夢を見るのだろうなと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年7月29日
読了日 : 2020年7月29日
本棚登録日 : 2020年7月18日

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