伊良部シリーズ3作目となる本作品。今回はひょうひょうとした伊良部先生の活躍が見れるだけでなく、助手のマユミさんも患者の手助けになっている印象を受けました。割と今作は前作の2つに比べて、割と一般的な病気や症状だったのかなと…
本作は4編からなる短編集で、精神科医である伊良部一郎が、奇天烈でとんでもない治療法で患者を治していくというあらすじ。今回、伊良部が対峙するのは、パニック障害、物忘れ、ダイエットへの強迫観念、ストレス性胃腸炎。症状だけみると、胃腸炎が若干弱い気もしますが、ストレスの原因が独特で、さすが伊良部シリーズといった内容でした。
前作2作の時に言及しましたが、本作は隙間時間に読むのにもってこいのシリーズで、展開のバカバカしさと濃いキャラクターのおかげでスラスラ読めてしまうので、本を読むのが苦手だなっていう人でも気楽に手を出せる良さがあると感じました。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年9月28日
- 読了日 : 2023年9月28日
- 本棚登録日 : 2023年9月28日
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