エイキンは長編も面白いけれど、やっぱり短編が素晴らしい。
「しずくの首飾り」「海の王国」、そして「ぬすまれた夢」、本書は他の作家には決して描けない作品です。
おばあちゃんと娘が実際には存在しない猫を飼っていたり、犬に数字でできた投げ縄を投げたり、カラスの巣で育った赤ちゃんがいたり。
あっという間に独特の不思議な世界に連れて行ってくれます。
私が特に好きなのは「四人の天使」。
この世にバッハに関する本は多数あり、たくさんの愛好家がいると思うけれど、児童書の短編の主人公になっているのを知っている人がどれだけいるでしょうか。
これはヨハン坊やが四人の天使の四声コラールを聴くという美しいシーンがあって印象に残ります。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2012年7月9日
- 読了日 : 2012年7月9日
- 本棚登録日 : 2012年7月9日
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コメント 1件
猫丸(nyancomaru)さんのコメント
2013/02/06