坂口安吾の「堕落論」を久々に読んで、その中に「魚服記」がおもしろいとあったので、読んでみた。
太宰治は事あるごとに読んだつもりだけれど、そういえば「晩年」は読んだことがなかった。
ああでも、数ページで放り出したくなった。
太宰治研究者には涎ものだろうが、読み物としてはちっともおもしろくない。太宰が自己の殻を破ろうと果敢に挑んでいる。それはいいけど、通勤電車なんだよこちとらは。
MCがことさら自分の出自について長々と語りだして肝心の演劇がなかなか始まらない。始まったと思ったらまたMCが出しゃばってくる。ええい、わたしは演劇が楽しみでいたのに、といった気分になる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2018年5月20日
- 読了日 : 2018年5月20日
- 本棚登録日 : 2018年5月20日
みんなの感想をみる