市井の片隅で殺人が起こった。元妻が殺したのは、娘のために必死で働く元妻にしつこく金をせびり、暴力も振るう元夫。その現場のアパートの隣には天才数学者のストーカー男が居て・・・。世の中からはみ出してしまう人々の哀切な感情模様のミステリー。
ちょっと前話題になっていて、まだ読んでいなかったの?と言われるだろう一冊、直木賞受賞作。この文庫版33刷、やはり読み継がれているのだなあ。主人公湯川学の知識豊富が売りのガリレオシリーズということで続いているらしい。本当にありそうでよくできている、また、ところどころにある数学の考察が面白かった。
読書状況:読み終わった
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2019年
- 感想投稿日 : 2019年12月31日
- 読了日 : 2019年12月30日
- 本棚登録日 : 2019年12月31日
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