わたしたちが少女と呼ばれていた頃 (碓氷優佳シリーズ)

著者 :
  • 祥伝社 (2013年5月16日発売)
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本棚登録 : 310
感想 : 66
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中高一貫の私立碩徳横浜女子高等学校。小杉小春は特進理系クラスに通い始める。まわりには見知った顔ばかりだが、ひとり見覚えのない子がいた。瓜実顔のその子の名は碓氷優佳。高校から入ってくるというのは、頭が良いということだ。小春は席が近いこともあり、すぐに優佳と仲良くなっていく。
 彼女たちのまわりには興味や関心事が沢山ある。それらを小春はクラスメイトと同じ思考でいるのに、ひとり違う子がいた。優佳だ。彼女だけが、わたしたちとは違う解決策をもっているのだ。小春はそのたびに立ち止まり、優佳に対しての印象を深め、次第に変えていくのだった。
【赤信号】【夏休み】【彼女の朝】【握られた手】【夢に向かって】【災い転じて】【優佳と、わたしの未来】


__あの碓氷優佳の高校生の三年間の連作集。人とは違った思考で問題を看破していくのは、相変わらず彼女らしい。位置的には優佳シリーズの原点ともいえる。その頃からクールビューティ。こんな子がいたら全部見透かされそうで、ある意味 怖いw。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2013年11月8日
読了日 : 2013年11月8日
本棚登録日 : 2013年11月8日

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