流星の絆 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2011年4月15日発売)
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本棚登録 : 22953
感想 : 1290
5

幼い3人兄妹の両親が殺された。
兄妹の1人が現場から立ち去る男を目撃しており、悲しみに暮れる中、復讐を誓い合う。
そして14年後、未だ犯人は捕まらず、時効が迫っていた。
そんな時、事件当日目撃した男と犯人に繋がる手掛かりを発見し、兄妹はなんとかしてその男を警察に逮捕させようと、ある計画を実行する…

ミステリーでありヒューマンドラマだった。
深い絆で結ばれた兄妹は悪事にも手を染める。
幼くして両親が殺されるという酷く衝撃的な経験をしたのだから無理もないと言えるのかもしれないが、そこも放っておかないのが東野先生の素晴らしいところだと思う。

犯人は最後までわからなかった。
伏線はいくつかあったし、おかしいなと思ったところもあったのだけれど。
そして最後に「絆」という言葉に心震わされた。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー
感想投稿日 : 2024年3月13日
読了日 : 2024年3月13日
本棚登録日 : 2021年4月17日

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