ラストレター

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2014年9月5日発売)
3.87
  • (32)
  • (61)
  • (28)
  • (9)
  • (1)
本棚登録 : 328
感想 : 51

さだまさしは優しい。
なんというか、ヒトとか自分の周りの世界とか、そういうものに対するまなざしの優しさを感じる。
可もなく不可もなく、な人生を歩いている一人の青年がとあるきっかけで大きな山を動かす。
諦めないこと、とにかくやってみること、そしてどんどん人を巻き込むこと、そこにアナログな昭和の香りがからんで本当に気持ちのいい一冊でした。
青春時代を深夜放送と共にすごした世代はいうまでもなく、ラジオやハガキに縁のない若い世代にこそぜひ読んでもらいたい。
芸能人本ってくくりに入れるのはもったいないと思う。
「さだまさし」ではなく、本名の漢字で出したらもっと売れてたような気がする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 2014年9月
感想投稿日 : 2014年9月4日
読了日 : 2014年9月4日
本棚登録日 : 2014年9月4日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする