金色機械

著者 :
  • 文藝春秋 (2013年10月9日発売)
4.02
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本棚登録 : 827
感想 : 155
4

金色機械…?
ん?時代モノ?
…あ、金色…機械‼︎
となりました 笑。

ストーリーをかいつまんで説明しようとすると途端に荒唐無稽で陳腐になりそうなのに、読んでるうちは全く気にならない。読みやすいのに安っぽくならないのは、文章力がすごいんですよね。時代モノで月から来たスーパーな金色機械の話なんて違和感しかない設定なのに世界観にすっと入り込めます。

一見バラバラに見えた話が読み進めていくうちに一つに繋がっていく本って本当に面白いです!繋がりに気付いて"はっ!"となる瞬間は快感。

遥香の手で向こう側へいけたのなら、金色様にはやっぱり魂があったんですね。
魂の入れ物が違うだけで。
魂の輝きの色が違うだけで。
心がありましたよね。
お疲れさまです金色様。
1人でしんどかったね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年2月28日
読了日 : 2023年2月23日
本棚登録日 : 2023年2月11日

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