禅とは、日本人とは何か。日本人なのに答えられない自分を問題視して、手に取った本。
本著では、禅を茶道、俳句や武士といった様々な関係性で論じ、その中で日本文化と核心とは何かに迫る。特にp155,156の日本人の心の捉え方は必見。著者によれば、日本人の心の強味は、最深の真理を直覚的につかみ、表象を借りてこれをまざまざと現実的に表現することにある。
今の教育システムは、こうした日本人の心の強味を活かせるものになっているか?欧米の影響を過度に受け、強味を失いかけていないか、考えさせられた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
哲学
- 感想投稿日 : 2016年9月25日
- 読了日 : 2016年9月25日
- 本棚登録日 : 2016年9月25日
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