水銀灯が消えるまで (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (2010年2月19日発売)
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本棚登録 : 325
感想 : 40
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山間の寂れた遊園地に関わる人々を主人公にした、ゆるゆるあわあわの連作短編集です。歌人・東直子さんの小説デビュー作なんだそうです。
実社会に馴染めなかったり、日常の暮らしからちょっと足を踏み外してしまったり、なんだかよくわからない寂しさに心が浮遊してしまったり・・・・・そんな人たちの物語です。それぞれの人が、それぞれに事情を抱えながら生きています。儚げで、もの悲しくて、せつなくて、そして、とても優しい小説でした。あとがきも、味わい深くて良いですよ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2011年1月25日
読了日 : 2011年1月25日
本棚登録日 : 2011年1月25日

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