山間の寂れた遊園地に関わる人々を主人公にした、ゆるゆるあわあわの連作短編集です。歌人・東直子さんの小説デビュー作なんだそうです。
実社会に馴染めなかったり、日常の暮らしからちょっと足を踏み外してしまったり、なんだかよくわからない寂しさに心が浮遊してしまったり・・・・・そんな人たちの物語です。それぞれの人が、それぞれに事情を抱えながら生きています。儚げで、もの悲しくて、せつなくて、そして、とても優しい小説でした。あとがきも、味わい深くて良いですよ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本文学
- 感想投稿日 : 2011年1月25日
- 読了日 : 2011年1月25日
- 本棚登録日 : 2011年1月25日
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