表紙はゼフィレッリ版『ジェーン・エア』からの画像でおそらく映画公開連動企画本。しかし河野多恵子、小野寺健、中岡洋、高山宏と結構な執筆陣で、各人の得意分野から見たブロンテ姉妹またはその作品について論じている。作品論だけではなく当時の英国、中産階級の女性たちの立場、美術について知ることができる楽しい本だった。1996年時点までではあるが参考文献リストも充実している。絵や写真も数多く掲載されているので、ブロンテ姉妹の作品に触れる際のビジュアルエイドとしても。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
英米文学
- 感想投稿日 : 2020年12月31日
- 読了日 : 2020年12月30日
- 本棚登録日 : 2020年12月31日
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