慶長十九年(一六一四)、徳川家康との戦さの気運が高まる中、豊臣方の武将が続々と大坂城へ入城していた。大坂の陣の幕開けである。だが真田幸村は、一抹の不安を覚えていた。大坂城には総大将にふさわしい器を備えた人物がいないのだ。「あの方しかいない」幸村は密かに根津甚八らを流人の島・八丈島に向かわせる!狂気の総大将を描く、もう一つの「大坂の陣」。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
時代小説
- 感想投稿日 : 2011年11月24日
- 読了日 : 2011年11月24日
- 本棚登録日 : 2011年11月24日
みんなの感想をみる