…ワタシにとっては一生忘れられない本になりました。
圧倒的な、傑作です。
前にこの作家の話題になった「博士の愛した数式」を読んで、ちょびっとガッカリしていたので、なおさら驚きました。
おそらく読んだ人は最初「ブリキの太鼓」を思い出すだろうし、他にもいわゆる”奇想”が盛りだくさんに出てくるけれど、でも、奇をてらった思いつきや、単純な人マネはひとつもありません。
あらゆるアイデアは伏線となり、テーマとなって、何度も現れては綺麗に緻密に正確に折りたたまれていきます。まるで小さなピンセットで微細なオリガミが折られていくようです。文章のスミズミ、どの一文をとっても緊張と詩に満ちみちています。
…と、ベタ褒めしましたが、ダレカレ見境なしに勧められる本でもないのかもしれないデス。
特に、主人公が”ちっちゃいヒト”だったので、ワタシ的には入り込みやすかったのかも…^^
amazonの”商品の説明”を読んで興味をひかれた方は、ぜひご一読を…
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年4月13日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年4月13日
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