フジシュンが書いた遺書で人生が変わってしまったユウとサユ、なぜか遺書に名前を書かれなかった堺。
フジシュンの遺書によって、重い十字架を背負わされたユウとサユは何年たってもフジシュンの事は忘れることはできない―
遺書に名前をかかれなければ、二人も皆とクラスの子とおなじだけの悲しみですんだはずなのに…
数年たってそんなこともあったなーくらいだったのに、
なぜフジシュンがあんな遺書を残して死んでしまったのかは、誰も知ることはできない。
よりによって自分の誕生日がフジシュンの命日になってしまったサユは気の毒だった。
誕生日がくるたびに、フジシュンの事を思いだしてしまい、自分が最後に冷たい態度をとってしまった事を、悔やんでも悔やんでも悔やみきれないほど、責任を感じてるサユ。
その事を高校三年生の春まで、自分の胸にめてつづけていた
サユの苦しみは、フジシュンの自殺によって生まれたものだけど、フジシュンは果して、そこまで考えて、遺書にサユの名前をかいたのだろうか、いや多分ここまでは考えてはいないだろう…
この小説で久しぶりにいじめについて考えた
最近では大津の事件だったりあったけど、いじめはいつの時代もなくならない…
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年1月3日
- 読了日 : 2013年1月3日
- 本棚登録日 : 2013年1月1日
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