パパ・ユーアクレイジー (新潮文庫)

  • 新潮社 (1988年1月1日発売)
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感想 : 83
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 「もしお前が愛することができるとするなら、お前は憎むこともできるんだ。もちろん、大部分の時間、お前は愛しているわけだが、しかし全く憎まないということは不可能なんだ。憎しみというのは、そのことさえ理解していればなかなか役に立つ感情なんだよ」(p.29)
 
 「あるものが見つかるはずだと思い続けることは、実際に見つけることと殆ど同じくらいにいいものなんだ」(p.58)勉強するときの心の支えになるかもしれない。

 「彼は自分自身について学び続ける。そして、彼が学べば学ぶほど、彼は更に更に混乱してゆくのさ」千葉雅也の『勉強の哲学』を思い出した。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エンターテイメント
感想投稿日 : 2020年4月10日
読了日 : 2020年4月8日
本棚登録日 : 2020年4月10日

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