沢木氏のノンフィクションはかなり読んできたけど、小説は初めて。
冒頭から未成年の主人公が殺人を犯したという過去の告白から始まる。
一体誰を?どんなふうに?…という筋を展開する形で物語は進んでいく。
銭湯で出会った奇妙な姿かたちの男との接触の中「この人を殺してしまうのだろうか」というハラハラした気持ちで読み進んだ。
若い主人公が心にいろいろな葛藤を抱えており、それは両親との関係性、家庭環境によるものであることは予想される。
そして二親の帰っていった場所というのはどこであったのか、含みをもたせたまま終わった。
父親がよく読んでいたという「水瓶を逆さにしたような文字の本」とはハングルのことではないだろうか。。。
あくまで私個人の推測。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年12月4日
- 読了日 : 2023年12月4日
- 本棚登録日 : 2023年12月4日
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