同じ商店街の幼馴染、圭祐、裕太兄弟とみひろ。
圭祐、裕太兄弟は幼い頃からみひろに恋心を抱くが、弟がみひろに気があることに気づいていた圭祐は、裕太より早くみひろに告白をし、同棲する。
みひろは圭祐の同棲生活に長い間セックスが無いことに悩み、同時にそんな自分に嫌悪感も抱いていた。
弟の裕太は、兄がみひろと同棲をを始めても、気持ちをなかなか断ち切れずにいた。
そんな時、みひろが兄とうまくいっていないことに気がつく、、、
どの登場人物の気持ちにものり移れるほど、その登場人物それぞれの気持ちが丁寧に描かれている。
みひろ目線、裕太目線、圭祐目線、それぞれの方向から物語は綴られていくが、どこか切なく、しかしどこか救われる、一言では簡単には表現出来ないような物語がこの一冊に詰め込まれていた。
まるでドラマか映画を見ているような、、、
そんな気持ちになる一冊だった。
恋愛小説はそれほど読まないが、これはそんな私にもなかなか良かったと思う。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2019年5月18日
- 読了日 : 2019年5月18日
- 本棚登録日 : 2019年5月18日
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