壮大な長編。
評価も高く、有名な作品だった為気になっていた。
しかし翻訳本はいつも読みにくさを感じていた為なかなか手が伸びずにいた作品。
ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見されるところから物語が幕を開ける。
カイアは湿地に住む少女だった。
母親は、父親、カイアの兄弟を見捨てて湿地の小屋から出て行ってしまった。
兄弟も、酔って暴力を振るう父親から逃げる為、家を出て行ってしまう。
父親とたった2人になったカイアだが、その父親も居なくなってしまう。
湿地の小屋に1人にされたカイアだが、たった1人で生きていく。
兄の友人のテイトに恋心を抱き、彼に読み書きを習う。しかし彼も大学進学の為、カイアの元を去る。
ある日、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく。。。
結構な分量の長編で、湿地に暮らすカイアに気持ちが乗り移る。
貧困、人種差別、恋愛、ミステリー、さまざまな要素を持ち合わせるこの作品は、読み始めると止まらなくなるほど心掴まれる。
翻訳本ならではの読み辛さもあまり感じずに、どっぷり感情移入にながら読み進めた。
凄い女性の気持ちを描くのが上手な作家さんだなぁと思ったら、女性の方だったのか!
カイアの住んでいる湿地帯の情景も、何となく頭でイメージしながら、凄い自然の中で読書している気分になった。
素晴らしい作品だった!
最後は、あーーー、そうだったのねーーーー!
とスッキリ(笑)
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年2月9日
- 読了日 : 2023年2月9日
- 本棚登録日 : 2023年2月9日
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コメント 9件
naonaonao16gさんのコメント
2023/02/09
bmakiさんのコメント
2023/02/09
naonaonao16gさんのコメント
2023/02/10
bmakiさんのコメント
2023/02/10
こっとんさんのコメント
2023/02/10
naonaonao16gさんのコメント
2023/02/10
naonaonao16gさんのコメント
2023/02/10
bmakiさんのコメント
2023/02/11
bmakiさんのコメント
2023/02/11