ストーカー被害に悩む女性の家族からの届けを、慰安旅行の為警察が受理しなかった!
警察の怠慢の所為でストーカー被害者は殺された!?
警察不祥事のスクープ記事が新聞に掲載された。
その新聞社には新聞記者である親友がいた。
警察広報職員の泉は、ある日うっかり親友に、慰安旅行の話を漏らしてしまう。口止めをしたが、翌日にはスクープ記事になっていた。
泉は親友を問い詰めたが、記事を書いたのは自分ではないと断言した。
泉から押された裏切りの烙印を必ず消してみせる
と動き始めた親友。
情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体となって発見された。警察広報職員の泉は、警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める。
孤狼の血と同じ年に発表された警察小説らしいが、孤狼の血と比べると、女性が主役な為かずいぶんと私には読み易く感じた。
女性作家とは思えない、重厚なタッチは健在だが、男性が描くハードボイルド小説よりは読み易さが感じられる。
久々のミステリに心躍り、最近では珍しく読書スピードが上がった。
この作家さん、読ませるなぁ。凄いなぁ。
毎回唸ってしまう。。。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年2月11日
- 読了日 : 2020年2月11日
- 本棚登録日 : 2020年2月11日
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