朽ちないサクラ (徳間文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2018年3月7日発売)
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感想 : 227
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ストーカー被害に悩む女性の家族からの届けを、慰安旅行の為警察が受理しなかった!
警察の怠慢の所為でストーカー被害者は殺された!? 

警察不祥事のスクープ記事が新聞に掲載された。

その新聞社には新聞記者である親友がいた。
警察広報職員の泉は、ある日うっかり親友に、慰安旅行の話を漏らしてしまう。口止めをしたが、翌日にはスクープ記事になっていた。

泉は親友を問い詰めたが、記事を書いたのは自分ではないと断言した。
泉から押された裏切りの烙印を必ず消してみせる
と動き始めた親友。

情報漏洩の犯人探しで県警内部が揺れる中、親友が遺体となって発見された。警察広報職員の泉は、警察学校の同期・磯川刑事と独自に調査を始める。



孤狼の血と同じ年に発表された警察小説らしいが、孤狼の血と比べると、女性が主役な為かずいぶんと私には読み易く感じた。

女性作家とは思えない、重厚なタッチは健在だが、男性が描くハードボイルド小説よりは読み易さが感じられる。

久々のミステリに心躍り、最近では珍しく読書スピードが上がった。

この作家さん、読ませるなぁ。凄いなぁ。
毎回唸ってしまう。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年2月11日
読了日 : 2020年2月11日
本棚登録日 : 2020年2月11日

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