答えのない世界に立ち向かう哲学講座――AI・バイオサイエンス・資本主義の未来

著者 :
  • 早川書房 (2018年11月6日発売)
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本棚登録 : 337
感想 : 17
4

あー面白かった。
数々の思考実験で知的好奇心が刺激されて脳汁がドバドバ出た。こんな講義に出てみたいなー。
AI(自動運転)、バイオテクノロジー(遺伝子操作)、国家と資本主義(仮想通貨)など、現代的なトピックスに哲学がどうアプローチしているかを紹介してくれる名著。そうか、21世紀の哲学って今こうなってるんだ。説明がすごくわかりやすい(最後のパート3は少し難しかったけど)。

あとがきにもあった通り、社会人向けの哲学講座という、『哲学=無用の長物』という社会のステレオタイプをぶち壊す、哲学がいかに実社会に役に立つかを教えてくれたパンチの効いた本でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 教養
感想投稿日 : 2020年8月14日
読了日 : 2020年8月14日
本棚登録日 : 2020年8月1日

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