下鴨アンティーク 祖母の恋文 (集英社オレンジ文庫)

著者 :
  • 集英社 (2015年12月17日発売)
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本棚登録 : 982
感想 : 72
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シリーズ3冊め。いよいよ筆が乗ってきた感じです。作中の季節は夏あたり、のよう。鹿乃ちゃんの着こなしも涼やかなものが多いです。本当はもっと堅い本やSFを読みたかったのに、これを選んだのは、少し疲れていたせい。綺麗で優しい世界で、童話が読みたかったのかもしれません。そう、この本に収められているお話の少女のように。

鹿乃の過去や、青年たちのなかにざわめく、鹿乃をめぐってのほのかな恋も楽しいし美しいですが、メアリ・ポピンズや蜜柑のシャーベットの方が恋しいって何事でしょう。寂しいから、なのかな。風鈴草のおはなし。一番好きでした。あまり参考にならなくてごめんなさい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 少女小説
感想投稿日 : 2020年10月16日
読了日 : 2020年10月14日
本棚登録日 : 2020年9月27日

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