パリのあちこちに潜む小さな歴史を、名所から、あまりガイドブックにものらないような場所まで紹介した本です。一つの項目が短いので気軽に読めますがなかなかどうして面白いです。
歴史の上に今の都市を重ね着しているようなパリですから、この調子で探せばもっとたくさんの逸話が出てくることでしょうが、あまり目に留められない部分が紹介されていて、もう少し詳しく自分でも調べてみたくなりました。
私事ですが、パサージュ・ジュフロワの項は、自分が訪れた場所なので懐かしく、靴音まで耳に甦るようでした。
歴史散歩を目的にしてパリに行くのもいいかもしれません。
「明日は舞踏会」も良かったけれど、この本も親しみやすくてとても面白かったです。講義を受けている学生さんが羨ましいな。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2012年1月6日
- 読了日 : 2012年1月6日
- 本棚登録日 : 2011年12月5日
みんなの感想をみる