こんな本ちょっと期待していた。
本書を読めば
「この本読んだことあるで〜あんま覚えてへんけど」状態を「この本読んだことあるで〜あんま覚えてへんけどなんかおもしろかった気がする」にまで持っていくことができる、と個人的には思っている。
確かに小説(特に文庫本)は通勤通学中など片手間で読めるイメージを持っていたが作者がそこに忍び込ませたメタファーを考えたりすることでより作品の魅力を楽しむことができる気がする。
これから有名文学を読むときはなるべく前提知識を蓄えたうえで読んでみようと思った。
文学系の大学院ってこんな研究ができるのか、、、羨ましい。
以下、本書で取り上げられた作品の一部を抜粋して
1.私がかつて読んだことのある本、あるいは全部は読んだことないけど印象にある本
2.これから読んでみたくなった本
について自由に書いてみようと思う。
1.1 我輩は猫である
夏目漱石のバックグランドを知ったうえで読むとより楽しめる。漱石は猫となって自分語りをしていたのだ。猫は人間になりたかったのかなぁと思ったが猫が漱石だったとするともっとはっちゃけた人になりたかったという願望があったのかもしれない。
1.2 羅生門
高校の教科書で読んだなぁ。名前がまず中二病っぽくて好きでした。いつか全部読みたい。
1.3 老人と海
高校の読書感想文を書く題材として父から渡された本。あの頃はほんとにただ読まされてた感があったなぁ。あの時父がなぜこの本を勧めてきたのか、そこに意図はあったのだろうかとか無性に考えてしまう、、、
1.4 ドグラ・マグラ
最近読破したはずだが冒頭のブーンとスチャラカチャカポコしか印象に残ってない。最後の三宅さんの解釈が好きです。
2.1 カラマーゾフの兄弟
あらすじはわかったから今度読んでみるぞー
2.2 金閣寺
あの人のことがいつも頭によぎる。まさしく愛だ。
2.3 亜美ちゃんは美人
綿矢さんの蹴りたい背中も合わせて読みたい。
2.4 眠り
妄想力ならまかしてください。
- 感想投稿日 : 2020年11月2日
- 読了日 : 2020年11月2日
- 本棚登録日 : 2020年9月25日
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