衝撃的なことは何もない、淡々とした文章の中にも日本人の「粋」「心の機微」がそこかしこに感じられ、静かな中にもハッとするものがあり、しみじみとした感動に包まれる短編集です。
また昭和30年代の日本語はこんなにも美しく、瑞々しいものかと思います。
自分の知らなかった日本語もたくさん含まれていて、幸田文(この本で2冊目ですが)の世界をもっと知りたくなります。
読書状況:読み終わった
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読んでじんわり
- 感想投稿日 : 2010年6月24日
- 読了日 : 2010年6月24日
- 本棚登録日 : 2010年6月24日
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