微妙。そもそも「セブン殺人事件」と言ってもウルトラセブンが殺されるわけでもなし(当たり前か)。
短編が七つというだけで、その短編が相互につながってるわけでもない。
本庁と所轄、二人の刑事が毎回殺人事件の捜査にあたるのだが、その刑事同士の推理合戦が見物、というウリはわかるが、しょせん30年前の本格物。
当時であれば鮮烈だったかもしれないが、今読むと、中学生の推理クイズ小説程度のトリック。文章も古いし、キャラも薄くて肝心の二人も全く魅力なし。
ノンビリは読めるけどインパクトはゼロ。
再販でジャケットに騙された感はある。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本格推理
- 感想投稿日 : 2016年11月29日
- 読了日 : 2016年11月29日
- 本棚登録日 : 2016年11月29日
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