おそらく實吉達郎『西遊記動物園』で知ったのだと思う。悟空が最後に会敵するのは月のウサギ。キネを武器に全裸で悟空と渡り合う。あぁ、絵心をくすぐられる!
評判のよい平岩弓枝『西遊記』をひもとく。着衣のようである。實吉先生は間違えているのか。やむなし、中野美代子完訳版(十)に手を出す。
ありました。「妖精はといいますと(中略)着ているものをパッと脱ぎ捨て(中略)杵のような短い棒を手にするなり(中略)悟空に打ちかかってきたのです」
しかし、このページ左側イラストの妖精は着衣である。おぉ、こうなれば何としても不肖の自分が赤い目・白い肌・全裸の妖精を描くしかあるまい。
なお、解説・補 四「構成について」には圧倒される。こと構成に関しては中国四大奇書の随一であろう。
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図書館
- 感想投稿日 : 2022年2月8日
- 読了日 : 2022年2月8日
- 本棚登録日 : 2022年1月31日
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