デヴィッドユーリン「それでも、読書をやめない理由」 http://www.kashiwashobo.co.jp/book/b228676.html … 読んだ、んーまあまあかな。読書行為自体についての問いかと思ったら、現代における文学の存在意義への考察だった。で結論が、小説を読むことは人に内省を促す、という極めて普通のオチ(つづく
著者が文芸批評家で、息子の国語の宿題をとおして現代における文芸の意味を考察する、という設定は良いのに勿体ない。どうせなら小説だけじゃなくノンフィクションや論評も含めて、SNS経由で記事やテキストに誘導されることも加味しつつ、なぜ人はそれを読むのか、という考察を読みたかった(つづく
または電子書籍と紙書籍とで読書体験から受ける影響の違い、とか。まあこれはサンプル僅少だから無理か。個人的には、脳は紙書籍のほうに活発に反応する、という現在の研究結果を先に進めて、驚くほど柔軟な脳が、今後電子書籍に慣れると紙書籍と同レベルの反応をするのか、というのを知りたい(おわり
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年10月2日
- 読了日 : 2016年10月2日
- 本棚登録日 : 2014年4月13日
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