麒麟児

著者 :
  • KADOKAWA (2018年12月21日発売)
3.58
  • (21)
  • (75)
  • (70)
  • (10)
  • (2)
本棚登録 : 482
感想 : 72
4

西郷と勝との和議交渉、江戸無血開城を描く。
日本史が苦手で、このあたりは中・高校時代も教科書の数行で終わらせてしまったぐらいなのですが、こちらは大変興味深く読めました。幕府軍と官軍、立場は違えども大きな志で通ずるものがあり、二人の人間の大きさ、信頼関係が窺えました。無血開城の会談の様子は緊張、緊張! 勝の人間的魅力もよく描かれ楽しく読め、理解が深まりました。先読みする勝、まさしく麒麟児。
徳川慶喜の出し方も効果的だったなあ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年2月5日
読了日 : 2019年2月1日
本棚登録日 : 2019年2月5日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする