沼地のある森を抜けて (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2008年11月27日発売)
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本棚登録 : 2512
感想 : 270

家宝のぬか床の世話をしなければいけない主人公のゆったり日常かと思いきや、ぬか床にいれた覚えのない卵が出現、それがひび割れたと思ったら、見知らぬ人が現れる。ファンタジーかと思っていると自分のルーツ辿り、そして壮大な命の物語となり、最終的に、ほう、とため息が漏れてしまう。
梨木さんのこの独特の世界観が心地よくてたまらない。読みながら、あぁ好きだなぁ、しみじみしてしまう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年8月19日
読了日 : 2021年8月19日
本棚登録日 : 2021年8月19日

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