下巻に入って内匠頭の刃傷事件の原因が分かってからの大石の描き方が上巻とは違って、武士としての強さが出てきたのは良かったと思いますが、上巻の時のような謎解き要素が無くなった分、展開が単調になってしまってたのが残念です。
ラストの「何故吉良に斬りかかったのか」の理由でっち上げ説についても、既に池宮彰一郎氏の「四十七人の刺客」で使われてますので、多少ひねってはいましたが新鮮味が感じられませんでしたね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史小説
- 感想投稿日 : 2010年9月25日
- 読了日 : 2010年9月25日
- 本棚登録日 : 2010年9月25日
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