goya626さんの本棚で見かけて面白そうと思って読んでみました。
「《風景画》は絵による詩ではないだろうか」(p10)
今まで風景画の見方がよくわからなかったのですが、著者のこの一言はまさに革命的でした。
詩的な解説がとてもよくて、読むと読まないとで絵の印象がガラッと変わるくらいです。
例えばムンクの「白夜」(p207)では「世界はここに終わり、そしてここにはじまる」とカッコいいです。
意外なところではクリムトやルノワールがたくさん風景画を描いており、そのどれもが良いものばかりでした。
現時点のお気に入りは、シスレーの青、モネのライラックなど鮮やかな色が自分は好きみたいです。中にはルソーの「橋のある風景」(p238)など切ないものもあり絵の鑑賞の奥深さを知りました。
「風景は画家から人々へ贈られる。」(p299)という言葉通り素敵な発見ばかりで、手元に置いて一年中見ていたい本だなと思いました。
読書状況:いま読んでる
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- 感想投稿日 : 2022年12月18日
- 本棚登録日 : 2022年12月18日
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コメント 4件
goya626さんのコメント
2022/12/19
lem(thanksアラバキstyle)さんのコメント
2022/12/19
goya626さんのコメント
2022/12/20
lem(thanksアラバキstyle)さんのコメント
2022/12/21