妖奇庵夜話 人魚を喰らう者 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年4月25日発売)
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本棚登録 : 947
感想 : 70
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妖キ庵シリーズ3作目。


今回は『人魚』でした。
所謂、伝説や昔話に出てくる「人魚」と、
妖人「人魚」は違うという件がちょっとややこしかったです。


そしてやっぱり、ちょっと切ない。

このシリーズは、同じ妖怪物を扱っていても、
ライトノベルと違ってワントーン暗めなのがいいです。
伊織さんの周囲もそうですし、
事件の関係者たちにしても、
垣間見える生活(人生)に思わず同情します。


最後の最後に伊織さんが爆弾発言をかましてくれました。
事件の顛末の余韻を吹き飛ばすインパクトでした。
妖人DNAも奥が深い・・・。


本編冒頭のお雑煮論争とか、
特典付録コミックペーパーのお汁粉論争とか、
ほっこり、ちょっと笑えます。
でも、夷さんのビジュアルは私のイメージと違ってたなぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年3月23日
読了日 : 2016年10月22日
本棚登録日 : 2016年3月23日

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