やっぱりシリアスになりきれなかった雅之。
最後の場面なんか、本当なら怖い話だと思うんですが・・・。
シャーマンの話とか人類の進化の過程まで言及していて、
なかなか興味深かったのに。
ちょっともったいない感じがします。
一応表面的な出来事はまるく収まったようですが、
雅之が実際に対面した人々は氷山の一角で、
シャーマン一族の全体像は謎のまま。
更には世界中にいるらしいシャーマン達や「神」のような存在も、
会話にチラッと出てきただけで終わっちゃった。
そっちの方が気になる。
大きなテーマ・・・人類の進化などを背景にしながら、
自分の体と心の(人知を超えた)変化を、
舞さんの存在だけで納得できてしまう雅之に脱力しました。
人間やっぱり、人類全体とか漠然としたものよりも、
身近な出来事の方が大事というのは真情だと思いますけども。
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- 感想投稿日 : 2011年8月11日
- 読了日 : 2013年7月15日
- 本棚登録日 : 2011年8月11日
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