'22年6月21日、Amazon audibleにて。紙の本で数回、読んでましたが…audibleのレパートリーにあったので、敢えてまた。
結末は全て知っている、でも…色々な意味で、楽しみました。
まずは、語り手…アリスさんのキャラには、語りの調子も声も、すごく合っていた、と思います。しかし、火村は…僕のイメージでは、なかったな(ここで一つ、気づきましたが…普段の読書では、僕は、登場人物達の「声色」は、全く意識していませんでした。全ての人物が、ある意味、プレーン?というか…高い、低い、など…何も感じてなかったんたな…涙!)。
でも、やはり「慣れ」って恐ろしい…最後には、「これはこれで」って思えました。これは、語り手さんの、技術?魔力?
次に、「編集」…と、言うのかな?
4つの短編からなる作品集ですが…作品と作品の間が、短すぎ!と感じました。特に、「シャイロック〜」から表題作にいく、その間が…「余韻もヘッタクレも、ねーじゃんよ」なんて感じました。あまりにも、短すぎ!僕は、「シャイロック〜」のラストの、火村の「氷のような、怒り」…とでも言うのかな、あれが大好きなので、不満に思いました。でも、既読作品ならでは?不満に感じている自分をかえりみて、改めて…「有栖川愛、あるいは火村愛」みたいなのを意識…ハハハ(ب_ب)
次に、作品について…これはもう、改めて語ることもなく、やはり大好きです!特に、表題作の、火村が展開するロジカルな推理…最高です!「あんた、どんだけクイーンを愛してる?」と、作家有栖川さんにツッコミをいれたくなります。で、ここまで至る間に、火村の「声色」にも、すっかり慣れているオノレに気付かされ…
などなど、色々と、audibleでの有栖体験は有意義でした。いやぁ、楽しかった!また、次も!
- 感想投稿日 : 2022年6月21日
- 読了日 : 2022年6月21日
- 本棚登録日 : 2022年6月21日
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