スイス時計の謎 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2006年5月16日発売)
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本棚登録 : 2515
感想 : 185
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'22年6月21日、Amazon audibleにて。紙の本で数回、読んでましたが…audibleのレパートリーにあったので、敢えてまた。

結末は全て知っている、でも…色々な意味で、楽しみました。

まずは、語り手…アリスさんのキャラには、語りの調子も声も、すごく合っていた、と思います。しかし、火村は…僕のイメージでは、なかったな(ここで一つ、気づきましたが…普段の読書では、僕は、登場人物達の「声色」は、全く意識していませんでした。全ての人物が、ある意味、プレーン?というか…高い、低い、など…何も感じてなかったんたな…涙!)。
でも、やはり「慣れ」って恐ろしい…最後には、「これはこれで」って思えました。これは、語り手さんの、技術?魔力?

次に、「編集」…と、言うのかな?
4つの短編からなる作品集ですが…作品と作品の間が、短すぎ!と感じました。特に、「シャイロック〜」から表題作にいく、その間が…「余韻もヘッタクレも、ねーじゃんよ」なんて感じました。あまりにも、短すぎ!僕は、「シャイロック〜」のラストの、火村の「氷のような、怒り」…とでも言うのかな、あれが大好きなので、不満に思いました。でも、既読作品ならでは?不満に感じている自分をかえりみて、改めて…「有栖川愛、あるいは火村愛」みたいなのを意識…ハハハ(ب_ب)

次に、作品について…これはもう、改めて語ることもなく、やはり大好きです!特に、表題作の、火村が展開するロジカルな推理…最高です!「あんた、どんだけクイーンを愛してる?」と、作家有栖川さんにツッコミをいれたくなります。で、ここまで至る間に、火村の「声色」にも、すっかり慣れているオノレに気付かされ…

などなど、色々と、audibleでの有栖体験は有意義でした。いやぁ、楽しかった!また、次も!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Amazon audible
感想投稿日 : 2022年6月21日
読了日 : 2022年6月21日
本棚登録日 : 2022年6月21日

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コメント 7件

111108さんのコメント
2022/06/21

まーちゃんさん、こんにちは。またおじゃまします。

audibleで火村andアリス読まれたんですね。好きな作品の映画化とか、ちょっと心配になりますよね。
声の高い低いは確かに気になりますね。ちゃんと関西弁でしたか?
気になるけど聴く勇気もまだないです(*´-`)

まーちゃんさんのコメント
2022/06/21

111108さん、こんにちは。「いいね!」ありがとうございます。

そっか…言われて、気づきました。映画化とか、まさにそれ!ですよね。でも、映画化だと、「声音」よりは、僕にとっては「人物像」かな…。まあ、同じような

まーちゃんさんのコメント
2022/06/21

途中で切れてしまいました…ごめんなさい。

まーちゃんさんのコメント
2022/06/21

ちゃんとかどうかはわかりませんが…一応、関西弁でした。

111108さんのコメント
2022/06/21

お返事ありがとうございました!

関西弁だったんですね。書いてある様に読むからそりゃそうですよね。

そうですね〜短編集の場合の間は大事ですよね。おいおい、もうそっち行くの?みたいな感じなんですね。もうちょっと思いをくみとらなくちゃ‥というまーちゃんさんの火村愛かんじたレビューでした(´∀`*)

まーちゃんさんのコメント
2022/06/21

アハハ…ありがとうございます。

「アーニャ」、忘れないように登録?しました!トライしてみます!

ありがとうございました༼ つ ◕‿◕ ༽つ

111108さんのコメント
2022/06/21

お返事ありがとうございました〜♪

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