たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2020年4月8日発売)
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本棚登録 : 16684
感想 : 871
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史実とフィクションとを混ぜた、ゴッホ兄弟と絵画との関わり
彼らを見つめる、パリへ来て画商を営む2人の日本人
日本の美術すら無知なので、浮世絵とゴッホの作品の関係も興味深く読めた

読後は何とも言えない切ない余韻が残り、両表紙の絵画に慰められる

そんななか表題でもある、
たゆたえども沈まず

という言葉が力強く響いた
生きていると色々あるけど、そうやって生きていくんだよね

ゴッホの展覧会に行って、本作を思い返しながら鑑賞してみたくなった
(図書本)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年3月4日
読了日 : 2024年3月4日
本棚登録日 : 2024年2月29日

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コメント 1件

shokomamaさんのコメント
2024/03/05

ひよりさんの本棚見ました。なんか好きな作家が同じでビックリでした。本は私の知らない世界に連れて行って来れます。絵画を見る時も本を読む時も自分だけの世界で想像を膨らませて見ていましたが、原田先生の本を読んでからは、時代とか周りの人達の事が何となく分かるとこんなにも面白く絵を鑑賞できる事を教えて来れました。絵画を見る事も本を読む事も同じ何だなァと・・・想像を膨らませることが益々楽しくて原田先生の本に感謝です。

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