●…前回読んだ『ベスト・アメリカン・ミステリ』があんまりと言えばあんまりだったので、癒されたい一心でこれにしたんですよねー。
確かに『取り換え子』には若干癒された。
しかるにあとの作品はなんだよ(泣)
●後書きに拠れば、編者はミステリ作家としてのスタージョンを紹介したかった模様。
…だから、ミステリって犯人と犯罪と探偵と解決が要るんじゃないのかあ!? 自分の概念が間違ってるのかあ!!?(゜Д゜)
まあいいや。面白かったです。
『君微笑めば』:ざまあwってこれの読後感のことですかね。嫌いじゃない。
『ニュースの時間です』:いらんことしいなや。わりと好き。
『マエストロを殺せ』:“Die,Maestoro,Die!”って原題が、なんでこの邦題になるんだ? 旧訳では「死ね、名演奏家、死ね」だそうですが、印象としては『くたばれマエストロ、くたばっちまえ!!』て感じ。マエストロって日本語訳しにくいですね。本訳の口語体自体は、主人公のメンタルをとっても素敵に表していて好きです。
本作品集のベスト1。なぜなら自分の共感度がもっとも高いから。←うわあだめだ
『ルウェリンの犯罪』&『輝く断片』:「クラック・コカイン・ダイエット」集にくらべると、主人公達はずいぶんとピュアでその分おそろしい。異常じゃない。素直なだけです。
●『不思議のひとふれ』集でスタージョンに関心を持った人には、まったくもって向かない一冊。
作家には複相がある事を知らしめるにはもってこい。
他の作品集も読みますよ!
- 感想投稿日 : 2013年9月13日
- 読了日 : 2013年9月10日
- 本棚登録日 : 2013年9月10日
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