太公望 上 (文春文庫 み 19-9)

著者 :
  • 文藝春秋 (2001年4月10日発売)
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感想 : 103
4

2024年
鑑賞作品 No.9

《感想》
高校時代の恩師の勧めを突然思い出し鑑賞。
望の人としての生き様を見せつけられる。
周りを次々に味方にしていく姿はまさに主人公の中の主人公。
持って生まれた力とそれを伸ばす努力、学ぶことは多い。

フィクションであるとはいえ、時々歴史の資料に立ち返って原典を引用しているため、臨場感がぐっと湧いてくる。

《印象に残ったシーン》
▼ 望が洞人から剣術を習うシーン

《MVPキャラクター》
▼ 継
幼いながら聡明かつ清廉な女児として5人の中で一際存在感がある。
一方、ときに子どもらしく望や周りの大人に甘える姿が愛おしい。
これからどんな成長を遂げるのかが楽しみ!

《ぐっときたフレーズ》
「有心を有心でうけとめようとするから、起居に破れや隙が生ずる。無心でいれば、相手の有心はありありとわかるというものではないのか。」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 歴史小説
感想投稿日 : 2024年3月26日
読了日 : 2024年3月25日
本棚登録日 : 2024年3月26日

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